911

思い出すのも恐ろしい、同時多発テロから今日で3年。あの瞬間、テレビのニュースに映し出された世界貿易センタービルの光景は、一生忘れられないであろう。

取材ヘリコプターの横からつっこんでいった二機目の光景は、まるで映画のワンシーンのように現実感がなかった。リポーターも激突したことすら気がつかず、日本のアナウンサーから指摘されてはじめて気づくような精神状態。みんなが異常な精神状態になっていた。

繰り返される崩壊のシーン。あの下には、5000人もの人間がいた。

そして現在、イラクではテロが相次いでいる。911から世界のテロリズムが、堰を切ったかのように続いている。いつ終わるともしれぬ憎しみの連鎖。報復という名の殺人。この現実の前には、自らの無力さをただただ感じるのみである。

せめてちっぽけな幸せでもいい、自分自身の手で実現しよう。改めて今日、このことを誓った。